【ぼつぽよ】ひろゆきに何が起こったのか?
ぼつぽよ
最近妙にリア充的忙しさに駆られていることもありこのブログを立ち上げてから正直ここの使い道を見つけられずにいたのですが、とりあえずの使い道は見つかりました。
自分は今現在まだ1本しかねとぽよに記事を上げられていないのですが、書きためているものは複数あり、それを編集長に見て貰うという事を繰り返しています。
その中にはねとぽよに載せられないネタと言うものも出るわけで、そういうのは自分の所でやろうと思います。
今回はこの件です。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1404/01/news146.html
2chの乗っ取り騒動、非常に大変なことになって参りました。自分の胸も熱い気持ちでいっぱいです。
バトルウォッチャーの哭きの竜氏も草葉の陰で喜んでいると思います。
と言うか今回の件で復活したりするかもですね。むしろして欲しいです。
この件がボツになった理由はJimやひろゆきの情報戦にねとぽよというメディアを利用されることを危惧した実質編集長(稲葉ほたてさん)の英断なので自分もそれには従わざるを得ません。
やはり今回のネタはネット特有の憶測・妄想・陰謀論満載のネタなので、女の子ウェブを盛り上げたいねとぽよとしてもまずいネタだというわけです。(淫夢はやりましたが)
ただ、自分としてもこんな生きの良いネタを捌かずにはいられないので自分の所でやります!
というわけでこの文章の責任はpoint2000にあります。ねとぽよとは一切関係ないです。実質編集長にはチェックして頂いてますが…
承前:エイプリルフール
4月1日の遅くにこんなサイトが立ち上げられました。
http://2ch.sc/
要約すると
・自分(ひろゆき)はサーバ代として月額2万ドルを10年以上株式会社ゼロとNTテクノロジー社に支払ってきた
・しかし彼らは経営難だというのでそれとは別に彼らに合計5000万以上送金した
・それなのに2月19日に急に2chを乗っ取られた
・そしてそれとは関係なくさらに5万ドルの支払いを強要された
・2chの権利は自分とパケットモンスター社にあるので現在は違法に乗っ取られている状態
・なので乗っ取られた2chを手伝うボランティアにも法的責任が及ぶ事になるかもしれない
つまり 2chを違法に乗っ取っているJimを訴える ということです。
自分が死ぬほどびっくりしたのは
2ちゃんねるの諸権利は、西村博之ないしパケットモンスター社に帰属するものであり、株式会社ゼロ及び、NTテクノロジー社に権利を譲渡したことはありません。
とひろゆき自身が明言した部分です。
後述しますが、こういうことをひろゆきが明言することはひろゆきの行動原理として本来ありえないことなのです。
それほど追い詰められているのか耄碌したのかはわかりませんが、一体何が起こっているのかを説明したいと思います。
何が起こっているのか
書き始めると超長くなりますのでかいつまんで説明します。
今年の2月19日、突然2chのサーバが落ち、そこから復帰してから妙なスレが各板に建ちました。
1 :Jim:14/02/19 09:00:52 id:UbrFFVXX0
各関係者様
2chサーバーを確保しました。
前の経営者は、2chの運営経費のための資金を十分な収入を獲得ことができなかったので、首にしました。
1以前に、自律的に働かせましたが、その時は名誉を毀損されました。
Jimという人物については後ほど説明しますが、前の経営者というのはおそらく2chの実権を握っていたトオルや削ジェンヌのような運営陣のことでしょう。
機械翻訳のためわかりづらいですが、要するに運営費がショートしたので運営陣の運営権を剥奪したということなのでしょう。
2chの生殺与奪は名実ともにJimが握っているというわけです。
運営費のショートの原因は明らかで、去年の九月に起こった●漏洩事件の影響です。
この件もこの件で色々あって説明を始めると長くなるので今回は割愛しますが、数万人という単位の人数のセキュリティコードを含むクレジットカード番号を初めとする個人情報が書き込み内容と紐付けされて漏洩するという大事件でした。
●という安定した財源を失った2chはお金に困っているようです。
ただ今回のひろゆきの声明はそれを覆す内容で、ひろゆきは「自分は彼らの経営難を理由に契約以上の送金をしていたのにJimは一方的に2chを乗っ取った」と書いています。
今回のキープレイヤー紹介
Jim側
ジム・ワトキンス(Jim)
ひろゆきにやり玉に上げられたNTテクノロジーの社長、Jimです。元々は2chのサーバを管理しており、Pinkちゃんねるでの管理人も兼ねていました。
後述するとおり今は2chのドメインもサーバも彼のもので、今回の乗っ取りは名実共に2chが彼のモノとなったという話に過ぎないとも言えます。
住民側からしてもJim体制はなんだかんだで(今のところは)好評です。少なくとも狂ったような規制、私怨のような規制を連日かけていた旧運営よりはずっとマシだとの評判です。
今後のマネタイズによる各板の仕様変更で評価は変わってくると思うのでまだまだわかりませんが…
現在●に変わる新しい有料サービス、浪人を立ち上げようとしています。
また、最近騒ぎになった2chのレスの転載禁止の意向も最終的には彼が決定しています。
(このへんはまたいずれ書きたいと思います。)
彼とひろゆきは旧知の仲で、Jimが管理人になった現在でも2chの運営の最終決定権はひろゆきにあると語っています。(ひろゆき主導のBeシステムもひろゆきの許可が無ければ廃止できないようです)ですが、今回の件でそれもよくわからなくなっています…
今回の件については「ひろゆきとボタンの掛け違いがあるようなので相談をする」という事なので、今後何か動きがあるかもしれません。
と思ったら今回の件に関してJimの声明が出ています。
http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/poverty/9246666279/
1 名前:Jim 投稿日:14/04/03(木) 22:15:52 ID:UbrFFVXX0
Racequeen incは、2ch.netというドメインの所有者であり、かつ、登録機関に所有者として登録されております。
現在、Racequeen inc と西村博之さん及び彼が所有するパケットモンスター社との間で、誤解が生じております。 Racequeen inc による2ch.netの管理運営に何ら違法性がないにもかかわらず、2ch.netを支援してくれているボランティアの方々までもが、西村博之さんによって法的責任を追求すると言われている現状は、憂慮すべきものであります。 Racequeen incは、西村博之さん及びパケットモンスター社との間の問題については、今後も両者と協議を続けますが、何ら司法判断が存在しない状態で、Racequeen inc と商取引(広告掲載契約等)をすることに違法性があるということは法的には誤った判断です。
かかる商行為に違法性があるとの西村博之さんの主張は、Raceqeen inc の名誉を著しく既存するものであり、法的対応を検討せざるをえません。
これはマジで戦争かもですね…
FOX(いわし)
Jimと共にやり玉に上げられた株式会社ゼロの社長です。昔は夜勤さんと呼ばれていました。
そもそもFOX★というハンドルは2ch運営の共有キャップだったのですが、いつしか彼が専用で使うようになったために今は専らその名前で呼ばれます。
元々彼は旧運営体制時に2ch運営から追い出されており、すでに実権はありません。最近は持病もあり隠居状態という話です。
ただ、Jimが始めようとしているビジネスには絡もうとしているようです。
FOXは今回の件について自分の場所でこんな風に話しています(いわし★はFOX)
http://katsu.ula.cc/test/read.cgi/superfox/1393139471/859
856 名前:ばんぺいゆ▼ [sage] 投稿日:2014/04/02(水) 20:13:31
>>853
ここまで言われたのに、会社に「訴えてやる!」とか連絡来てないのん?859 名前:いわし ★ 投稿日:2014/04/02(水) 20:28:55
>>856
たぶん来てない
というか私社長じゃないし>2ちゃんねるのサーバとドメインは株式会社ゼロのレンタルサーバサービスを借りて運営されてきました。
書き出しからして?なんだが、
2ちゃんねると株式会社ゼロがそんな契約していたとは初耳だ
少なくとも私は知らないし、そんなお金は一円(1$)も受け取ったこ事はないぞ
そう書きたいから書いたんだろうけどさ
何のために? と思っちゃう。三年間の強制捜査の前は、毎年国税がいらっしゃってすべては見ていったのに、
出てきたのは「ひろゆき飛行機代(HND-CTS)」をゼロが払ったという領収書かな
国税の人はいまにもバンザーイと叫びそうな嬉しい顔をしていたなぁ
でもあの頃は、勝手に突然ゼロあての領収書を持ってやってきたという記憶しかないなぁひろゆきはさらに何をしたいんだろ、この私に
これが本当だとするとまだ訴状は届いておらず、そもそもひろゆきの主張する月2万ドルのサーバレンタル契約すら行われていないようです。
もちろん裁判が始まるまではまだなんともわかりませんが…ひろゆきやFOXに限らず2ch界隈の人達ってごまかしがとっても上手なのでどれが真実なのかなんてわかったもんじゃありません。
ひろゆき側
ひろゆき
言わずと知れた2ちゃんねる創設者です。ただ、今まではすでに譲渡した2chとは関係が無いという設定でした。
こうしてささやかに終わり、時代は変わっていくんですなぁ。
— Hiroyuki Nisimura (@hiroyuki_ni) 2014, 2月 18
Jimが2chを差し押さえた直後にもこんなのんきなことを言っていましたし、内外でもう2chとは関係がないと何度も発言していました。
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なのでもう関係ないんだと思います。
で、彼のパケットモンスター社なんですが…もう存在しないはずなんですよね。
シンガポールに存在していたPACKET MONSTER INC.は2013年6月6日の時点でシンガポール会計企業規制庁( ACRA )から登録抹消の告知が行われ、その3ヶ月後の9月6日に正式に登録が抹消されたという事実を某ネットに強い有能弁護士が突き止めています。
そして2chのドメインも2012年の時点でJimが代表をつとめるレースクイーン社へ移管しています。
なので名実ともに、法的にもすでに2chはJimのものとなっているはずなのですが…
なぜひろゆきがいまさら表に出てきているのか、みんなが不思議がっています。
むしろ、旧運営陣の圧政を野放しにしていたので住民は今回の声明に割と激おこです。
未来検索ブラジル
ひろゆきが取締役を務めている2ちゃんねる検索やニコニコ大百科の管理を行っている企業です。
ガジェット通信などのニュースサイトもここの子会社(東京産業新聞社)が運営しています。
2chのログ検索を行うという名目上、定期的に2chのサーバのクロール(書き込みデータ取得)を行っていたのですが、
管理者がJimに変わってからアクセスが弾かれクロールができなくなってしまいました。
また、公式p2と呼ばれる2ch閲覧・書き込みサービスも提供しているのですが、これも機能停止しています。
ひろゆきが始める新しい2chに公式対応するというメールが自分にも来ています。
■p2ユーザーのみなさんへお詫びとお知らせ
2014年3月5日から発生しているp2サービスに対する2ch.netからのアクセス遮断で、
みなさまにはご不便をおかけして申し訳ございません。p2の書き込み有効期限ですが6ヶ月延長することといたしました。対象は、3月5日から3月31日までの間書き込み有効設定をされていた方、となります。
また、4月1日に発表された2ch.scに、p2も対応することが決定しました。
詳細は2ch.scオープン時に改めて連絡させていただきます。引き続きよろしくお願いいたします。
p2
http://p2.moritapo.jp/2014年4月1日 未来検索ブラジル
ホットリンク
今回一番必死な企業です。
この企業の概要を極めて簡単に説明すると、2chのログの独占使用権を持っている企業です。
要するに、2chのログを利用しマーケティングに利用しても良いのはホットリンクだけなのです。
2chのデータを利用しようとするならまずホットリンクを通さないといけないというわけですね。ソニーや電通などとも取引があるようです。
で、その商売道具であるところの2chのログは未来検索ブラジルからもらっていました。なので現在は必然的に2chのログ利用ができなくなっている状態です。
その時の発表がこれです。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1132342
ここが解析した情報は本当にいろんな企業が利用しているらしいので、まさしく死活問題というわけですね。
実際、データを取得できなくなってから株価もアホみたいに暴落しました。(4月1日以降上がり初めているのは今回の声明の効果だと思います)
今回の件をいち早く伝えたのもここの社長の方です。
なんとしても自分たちの事業を継続させたいという強い意志が伺えますね。
あと、今回の件と絡んで不思議なことがあります。
Jimにサーバが乗っ取られたのが2月19日なんですが、2ch.scのドメインの持ち主が現在の持ち主(おそらくひろゆき)となったのが同日で、
http://www.makko.biz/whois/whois.php?q=2ch.sc
さらにホットリンク社長が自社株を売却したのも同じ日のようなんです。
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20140303/8k44n7/140120140303014371.pdf
不思議ですね!嫌儲じゃスポニチのようなスレタイのスレが建って盛り上がりを見せています。
もちろん憶測の域を出ませんが、偶然にしてはちょっとできすぎな感はありますね。
特筆すべき事
今回本当に特筆すべきことは一つ、ひろゆきが矢面に立っているというところです。
自分が見る限り彼は今まで自分にリスクが及ぶようなことは絶対にやらないような人でした。
薬物取引の書き込みの件で2chが捜査された時も彼はFOXを生贄に捜査を免れていましたし…
それなのに今回は運営ボランティアに対しても訴訟をちらつかせてまでこんな事をする…今までの彼にはありえなかった行動です。
この行為には旧運営陣のトオルも非常に怒っているようです。
@kura2com そこだけは削って欲しいと頼んだんだけど断られたから、おいらは博之のツイッターをブロックするほど怒ったんですけど、変えてくれなかったですね。。。ボランティアの皆さんに申し訳ないです。
— 異邦ジン (@shinobu_vagranc) 2014, 4月 2
というか下手をすれば自分が今まで回避してきた全てのツケを払う可能性だってあります。2chがひろゆきのものであると宣言した時点で今まで払ってこなかった賠償金もひろゆきの下に請求が来るんじゃないか?そもそも取れる金が無いから賠償金を払わずに済んでたんじゃないの?など、今までの建前を全てぶち壊しにしかねない行動なのです。
逆に言うとそこまで追い詰められており、今回の新2chの立ち上げに失敗したら東京湾にひろゆきが浮かぶ可能性があるのでは…(もちろん海水浴的な意味で)なんて妄想が広がります。夢が広がりんぐというやつですね。
エイプリルフールに出したのでいつものネタなんじゃないか?だなんて言う方もいるのでしょうが、上述の二つの企業が今回の件で動いているので、もうひろゆきは逃げることができません。不退転の精神です。かっこいいですね。
また、4月2日にZUNビールの試飲会に参加した時も今回の件についてエイプリルフールではないと明言したようなので、怪文書の類で無いのは確かでしょう。
今後の展望
今後、本当に裁判が始まるのか?どのような結果になるのか?ということはまだわかりませんが、
少なくとも4月6日から新旧2chとおーぷん2ちゃんねるを合わせた匿名掲示板三国時代が始まることになります。
一体どうなるのか、今からすっごいワクワクしています。こんなことって、八月危機以来ありませんでしたから。
なにか新しいものも生まれるのではないかと楽しみにしながらこの件を見守りたいと思っています。
まあ、もちろんJimとひろゆきが和解をしてひろゆきが正式的に2chの持ち主、管理人に返り咲くという事も考えられなくもないので、様子を見る必要はありますね…
そしてひろゆきのやることなのでそもそもこれは壮大なプロレスでした、なんて事すらあり得るのが怖い所です。
いやあ、本当どうなるんでしょうね。今後もめっちゃ見守ります。