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戦コレ・俺の1000文字

そこあに「戦国コレクション特集 -1000文字書いて集合だ!-」 #318 | そこ☆あに
聞き終わったので自分の晒す。

1000文字

アニメ・戦国コレクションは「ソーシャルゲーム原作」「武将女体化もの」という一見今の時代には極めてベタな要素を過分に含んでいるアニメであり「どうせオリジナル主人公がヒロイン達と適当に絡むハーレムものなのだろう」という先入観を与えてしまい、実際1話はそれを匂わせるようなストーリーでした。しかし、4話5話と進みこのアニメの正しい鑑賞方法と言うものを明確に提示されるとこのアニメが凄まじい熱量を持ったアニメである事を私達は思い知らされます。

これを聞いている方はもはやご存じのことであると思いますが、このアニメはソーシャルゲームのキャラクターという比較的独自色の薄いキャラクターに対してどれだけ良く味付けするかというスタッフの苦心と切磋琢磨の結晶なのです。

アニメの戦コレが自分やこの会場の方にここまで愛されている理由は突き詰めれば一つ、ハイコンテクストで愛のあるパロディを行ったからではないかと思います。 前述の1話ですらよく見ればローマの休日などの映画を下地にしており、極めて丁寧に作られたアニメであることがわかるでしょう。

ただ単純に元ネタのセリフなどをありきたりにちりばめるようなものはどちらかと言えばローコンテクストなパロディですが、元となる下地を咀嚼し新たに作り出すハイコンテクストなパロディを行うのは極めて難しい作業であると思います。このアニメのスタッフの方々はまさにそのような作品を作り出しのだと自分は考えています。

また、キャラクターそれぞれの描写もまた丁寧で、元ネタを知らなくても楽しめる事は間違いありません。原作に出てこないオリジナルキャラクターも皆生き生きとしており、これもひとえにスタッフの皆さんがどうやって視聴者を楽しませるかという創意工夫を凝らした結果なのだと思います。

戦コレに触れて自分が一番驚いたのは、自分がピンズを三個買ってしまったという事実です。 自分はアニメグッズの類は生まれてこのかた買ったことがありませんでしたし、これからも買うことは無いだろうと考えていました。しかし、自分はいつの間にかレジにピンズを出してしまっていたのです。自分の心をここまで動かした戦コレというアニメは本当に素晴らしいアニメであると確信しました。目をそらすまでも無く二期は間違いなく確定しています。

追伸:最近戦コレが配信されているdアニメストアに加入しました。PCでは見られないのでいっぱい悲しいです。

補足

つまんないね…まだまだ愛が足りないか…
コンテクスト云々は要するに真摯にパロディをやってるかやってないかってそういう話です。
最近よくあるものではそれこそニャル子みたいに「わかりやすい」パロディものが非常に多いですが
戦コレはわかる奴がわかれば良いくらいのそんなパロディだったのでそれを説明したくこのような物になりました。