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【MVNO】なんどめだSIMフリー元年(1年ぶり3回目)

あけましておめでとうございます

いや、こんなに早く更新するつもりは無かったんですけどね…
こじらせ納めしたあとまた2,3ヶ月クールダウンすると思ってましたし…
今回は今超話題で知っているだけでモテモテになるわ札束風呂に入るわ背が5m伸びるわ末期癌が治るわと言われているMVNOの話です。
どうでもいいですけど札束風呂って一度はやってみたくても気持ちよくはなさそうですよねアレ…

あらすじ

格安SIMの記事がはてブでバズってたから良記事なんだと思ってたのに実際見たらものすごい適当な記事だった!
これじゃ片手落ちどころか顔だけのジオングじゃねーか!じゃあ俺が(俺自身の)満足できる一覧を作る!
といった感じです。
id:niryo0113さんが書いた方が明快だと思うので手っ取り早く知りたい方はそちらを見てください。

三行で今回の内容の説明

  • 迷ったらとりあえずOCNかBICでいいんじゃね?
  • グーグルリンサン!!Nexus5のマイナーチェンジ版くだち!!11!111!!!やっぱ白ロムでいいや
  • こんな長い記事は読む気にならない

昨今のMVNO事情について

というかSIMフリー元年と言われ続けて3年目くらいなんじゃねーの?去年も一昨年も同じようなこと言ってなかったっけ?
まあ、2014年はようやくMNPが可能となり格安SIM一本で運用できるようになったためやっと実用的な段階に入ってきたのではないでしょうか。端末も今年はNexus5や白ロム以外のまともな選択肢が(たぶん)増えるでしょうし、やっと元年かなーと個人的には思っています。
ただ問題があるとしたら契約周りでかなり面倒なことですかね…また、MNPをする時に新しいSIMカードが送られてくるまで二日間程度電話が一切出来ない状態が生まれてしまうというわりと致命的な問題もあります。
それもBIC SIMカウンターなどのような即日MNPが可能な実店舗が増えることで解決していけば良いのですが…

今のトレンド

最近のMVNO業者のトレンドはおおまかに分けて三つに分けられます。

1000円前後で高速回線を利用できる回線

これは読んで字の通り、ドコモやauLTE高速回線をちょっとした制限の下利用できるという回線です。
現時点では1000円前後で2GB分の高速回線が使えるというのが基準でしょうか。
ぶっちゃけ動画さえ見なければこのタイプの回線で十分だと思います。
MNPに対応していることが多いのもこのタイプです。ただし毎月の使用料に700~800円回線使用料を上乗せされますし、どこにかけても30秒20円なのでこの辺は色々と工夫する必要が出てきます。IP電話やLINEを活用するとナウなヤングな感じで良いと思います。
今まで使っていた090の番号を応答や緊急・無料通話専用にして、発信は050でやるなんて使い方がベターなのではないでしょうか。
ちなみに電話回線を付ければ通常月120~150円かかるSMS(ショートメール機能)も無料でついてきます。

500円前後で低速回線のみ利用できる回線

これは大きな速度制限(だいたい200kbps前後)がかかっている代わりにパケット使用量にあまり制限がないという格安の回線です。ワンコインからというのは結構大きいですよね。
低速で良い、自分のように電話なんてどうせ来ないので090の携帯番号なんて廃止して050のIP電話番号を取ってそれだけで運用しようと思っている人にお勧めです。
ただ、実際許容できるレベルなのかどうかは人によって違うので導入の前にヨドバシに出かけてデモ機を弄ってみるのも良いと思います。近くにヨドバシが無い場合は…友達に見せてもらうとかなんとかしてください。
自分も触ったのですがちょっと我慢すれば大丈夫かな、というレベルでした。
あとはSMSを付けるかどうかです。前述の通りSMSは月120~150円上乗せになるのですが、最近の機種ではセルスタンバイ問題も落ち着いてきた所なのでまあ…つけなくても大丈夫じゃね?と思っていたんですがやっぱり機種によっては電池の持ちが1.5~2倍くらいに変わるという話なので心配ならやっぱりつけたほうがいいかもしれません。

2~3000円前後で使いたい放題の回線

これはちっとも値下がりしねぇ光回線や制限が大きくなりつつあるWiMAX2+に見切りを付けて
メイン回線を完全に無線回線に置き換えてしまいたいと考えている人、外でもYoutubeを垂れ流したいという人にはオススメです。スマホにつけるというよりかはモバイルルータにつけるタイプの回線ですね。
速度制限が付く場合が多いですが例えばぷららの実測は1~2Mbpsくらいなので今までWiMAXをメイン回線に使っていたような方なら違和感なく使えるのではないかと思います。
逆に速度制限無し・激安の鳴り物入りでサービスインしたb-mobile SIM 高速定額の評判はめっちゃ悪いです。とにかく速度が不安定だそうです。

それでは一覧です。元記事とは項目内容が多少異なっています。だって俺追加クーポンとか使わんし…
なお、価格は基本税込みです。
正直自分の基準で選んでいるので参考にならないかもしれませんが、目安のひとつとなれば幸いです。
あと、今回紹介するのは1000円前後で高速回線を使える回線のみです。調べていたら割と収集がつかなくなってきたので…需要があればまた書きます。

1000円前後で高速回線を使える回線一覧

MVNO業者名 OCNモバイルONE BICSIM ワイヤレスゲート DMMmobile mineo
価格 972円 972円 920円 712円 1058円
低速時速度 200kbps 200kbps 250kbps 200kbps 200kbps
容量 70MB/日 2GB/月 2GB/月 1GB/月 2GB/月(2月から)
総量規制 なし 366MB/3日 ?(明確な基準なし) 366MB/3日 なし(2月から)
パケット繰り越し 1/20から -
低速/高速切り替え 春から
バースト転送 - -
MNP 可能 可能 - 可能 可能
通話回線つき価格 1728円 1728円 - 1576円 1717円
無料wifi 1/14からトライアル開始 ○wi2 300 ○ワイヤレスゲート - -
APN OCN IIJ ワイヤレスゲート IIJ mineo
その他特典など 通話回線利用で050plus(324円)が無料に
ゲオアキバ店で即日MNPが可能
全国のBIC SIMカウンターで即日MNPが可能
高速通信時は総量規制の対象にならない
月480円の低速プランあり 高速通信時は総量規制の対象にならない au
SMSが無料で利用可能
lalacall(108円)が無料白ロムでもテザリング可能

注釈

パケット繰り越しとは

キャリアでもあったような余ったパケットを翌月や翌日に回すことができる機能です。
例えば2GBのプランで前の月に1.2GBを使用し800MB余らせた場合、翌月は毎月もらえる2GBに余らせた800MBを足した2.8GBが使えるようになります。更にその月に1.2GBを使用すると1.6GB余り翌月は3.6GB使えるようになります。
繰り越せる最大容量は基本的にプランで契約している容量です。なので2GBプランの場合は3GB余らせても翌月は4GBしか使えません。契約した容量の倍が容量の天井だと覚えればいいと思います。
OCNやIIJ系の業者が対応しています。au系ではmineoも対応しています。

バースト転送とは

低速通信時に最初の数秒間だけ速度制限をせずに通信してくれるという機能です。
サイズの小さなウェブページやこまめに通信するTwitterや掲示板などで効果を発揮します。
IIJ系の業者やワイヤレスゲートが導入しています。
似た機能に画像データ等を圧縮転送するWebアクセラレータ機能があります。これは日本通信が導入しています。

APNとは

端末から基地局までの電波は当然MNO(ドコモやauのような回線業者)が用意するのですが、基地局からインターネットに繋ぐためのゲートウェイ設備はMVNO業者が用意する必要があります。これをAPN(Access Point Name)と言います。
乱立している各MVNO間の違いはゲートウェイの違いと言うわけですね。
ただ、そう言った設備も小さなところでは用意できないので小さい業者はそれらを用意している別の業者からゲートウェイを借りなければいけません。
そういった設備を用意している業者のことをMVNE(Mobile Virtual Network Enabler)といいます。
要するにMVNOの親玉です。MVNEは各MVNO業者にゲートウェイを利用させ、さらにその契約が再販されると言うこともあります。ややこしいですね。
APNが同じ業者は同じゲートウェイを利用しているという事なので、APNを知ることで回線品質をある程度推し量ることができるということです。MVNO業者を選ぶときの判断基準のひとつにできるわけです。
ただ、人気があるサービスにユーザが殺到するとゲートウェイも混んできてしまい結果的に通信速度も低下します。MVNEは需要の増加を見込んで設備を増強しますが増強スピードが遅かったりするとどんどん速度も落ちてしまうわけです…
また、設備増強をおざなりにするようなあまり評判の良くない業者もあります。どことは言いませんけどね。

au系MVNO業者について

MVNO業者というのは基本的にドコモの回線を借りて運用しているのですが、去年あたりからauの回線を借りるところも出てきました。
ただ、auの回線というのはグローバルスタンダードではない変態構成(3Gがcdma2000だったり)なので、SIMフリー端末に挿してやってもあまり電波を掴んでくれなかったり、そもそも電話ができないといった問題も起こるかもしれません。なので電話をしたいときは素直にauの白ロムを使いましょう。使い回しが効かない分ドコモの白ロムより相場は安いですし。
というかそもそも現在日本で発売しているSIMフリースマホはドコモの電波をつかむことを前提としている場合が多いという話でもあるのですが…
ググれば記事はいくらでも出てきますが、需要があればそのへんの解説もやります。

今のオススメ端末

SIMフリー端末の鉄板は今でもNexus5ではないでしょうか。この端末があるせいで日本に4~5万円台の価格帯の端末を市場に出せないという話を去年とある端末業者の方から聞きました。
Googleのリファレンス機であることもあって新しいバージョンのAndroidが入りますし、rootも取り放題カスタムROMも入れ放題です。性能と自由度を兼ね備えたこいつとパッティングしてしまう価格帯の端末を出したところでどうせ売れないだろうという訳です。しかし今では在庫切れの上生産終了の噂も絶えないので、手に入らなければ最近出たZenfone5なんて良いんじゃないでしょうか。個人的には性能が気に入りませんけど…
と思ったらZenfone2が出るって話じゃないですか!!おいおい!出たら絶対超人気になりますよ!!まあ日本での発売は秋口位になりそうですけどね…

また白ロムですが、XperiaZ3Compactが市場で結構値崩れしているので割とオススメです。

あとは最近の富士通端末、F-01FやF-05Fも値段がかなり落ち着いており選択肢としては悪くないのではないでしょうか。白ロム市場では3万~35000円程度で買えると思います。

ARROWS NX F-01F docomo [Blue Black] 白ロム

ARROWS NX F-01F docomo [Blue Black] 白ロム

Nexus6なんてでかいしめっちゃ高いです。しんぼうたまりません。Nexus5のマイナーチェンジモデルを出してくれれば嬉しいんですが…
でもSIMフリー端末じゃドコモの電波全部つかんでくれないだろうからやっぱり白ロムでいいかな…

あとアレですね。こんなに長い記事を書いても読む気になりませんなー…どちらかといえば戦コレの記事をねとぽよに上げるべきなのになんで俺はこんなものを…

参考リンク